国立公園(こくりつこうえん)とは、国が指定し、その保護・管理を行う自然公園である。
日本においては狭義には、自然公園法に基づき、日本を代表する自然の風景地を保護し利用の促進を図る目的で、環境大臣が指定する自然公園のひとつ。国定公園が都道府県に管理を委託されるのに対し、国立公園は国(環境省)自らが管理する。2003年現在、28カ所が指定されている。
世界最初の国立公園は、1872年に第18代アメリカ合衆国大統領ユリシーズ・S・グラントによって指定されたイエローストーン国立公園である。日本では1931年に国立公園法が施行され、1934年3月に瀬戸内海、雲仙、霧島の3か所が最初の指定を受けた。また戦前の台湾と朝鮮でも国立公園指定の動きがあり、実際、1934年に台湾の大屯山、新高阿里山、次高タロコの3ヵ所が日本の国立公園に設定された経緯がある。
2007年1月1日、環境省は沖縄県の石垣島の一部を29番目の国立公園に指定するべく地元の石垣市などと協議を開始し、同年9月頃までの指定を目指すと発表した。なお、かつて新空港問題などで有名となった白保地区などは海中公園地区とされる予定であり、実現すれば最大の面積を持つ海中公園となる。地元との最終的な合意が得られれば、1987年に指定された釧路湿原国立公園以来20年ぶりの新規指定となる。